天使のいない12月 |
発売元 |
容量 |
ボイス |
CDチェックあり SD2.8 |
Leaf |
920M |
フルボイス |
2003年9月26日発売 |
自分的オススメ攻略順 |
お好きに |
■シナリオ評価
鬱ゲーのように見せかけて鬱ゲーじゃないんだよな、悩みゲー?
主人公&ヒロインの思考が極端な方向に進みすぎ。他の9/26戦線で争った
ゲームと比べると「面白かった」とはいえないっつーか、人を選ぶね。
登場人物達が皆悩んでるのは当たり前だけど、それに加えて若さ特有の純粋さ、
人に対する未熟さ、自分の力で世界は変わらない無力感、それに付随する足掻きを
描きたかったのはヒシヒシと伝わってきた。
話が短い=描写が薄いと言う人もいるだろうけど、あんまりネチネチ描きすぎても
蛇足にものになりそうな気がする。 伏線張り逃げというわけではないし、必要最低限の
情報は盛り込んであるから、ウザクなる寸前で終わらせた今回の手法には賛成かな。
ENDがHappyエンドではなくTrueエンドなのは納得。
■キャラ別感想
d子
・・・元から「彼女」というわけではなく、体だけの付き合いという立場から始まった
ヒロイン。どっかのヒロインみたく最後まで白痴で通せたならよかったものの、幸か不幸か
彼女は「相手(というか木田)の心」を機敏に読めすぎたんよね。そのせいか、他ルートの
透子ならともかく、こっちのルートは終始『他人に求めて貰える人間』にこだわりすぎて
木田成長ルートと化して、透子は殆ど変わっていないというのが痛いな。
特に自分のルートでは寝取られという大きな山場がが無いせいか、他ルートの変化っぷりに
比べて大きなターニングポイントも無く、終わってみれば地味な話だったよなぁ。
須磨寺雪緒
こんな感じ?
____.___________
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\('A`)/ .| ____.____
( ) | | | |
└└ミ | | | |
モウダメポ | | | |
| | | .|
|  ̄ ̄ ̄ ̄' ̄ ̄ ̄ ̄
偽七瀬であって一番壊れていた人。他がリアル風味な話に対してこっちは
ゲーム的シナリオというか、展開がありきたり。その分、シナリオで一番表題に近い話
だったのかも。なんとなくヘブンズドアー(スタンドにあらず)を思い出しました。
明日菜編で主人公わりと見直したのに、こっちの木田君はホントネガティブですね。
優しいというか、真面目すぎて自分の中で物事を消化できないタイプですな。
物事を必ずマイナス方向に考える奴って身近に一人いるからよくわかるよ。
それにしてもこの二人EDの後学校に残れるのかいな。特に木田は
透子の噂もあるだろうに。社会的にはしのぶシナリオ以上にどうしよもないよね…。
それと、最後のCGはアルルゥに見えました。
しーちゃん
\ ドンドン
| o-o、 キキタクナイッ!モウナニモ チガウノッ!
| <(>A<)> キキタクナイィッ! チガウノヨッ!
/ ̄ ( ヘヘ ̄ ̄ / ガタガタ
| o-o、 シーン
| <(>A<)>
/ ̄ ( ヘヘ ̄ ̄
…シーチャン
| o-o、 カエッチャッタ?
| ('A`)
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄
/ギシギシ\
アンアン
| o-o、
| Σ('A`||)
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄
/ユキフッテキタネ…\
ソトイッテミヨッカ
| o-o、
| <(A`;)>
/ ̄ ヘヘ ) ̄ ̄
シーン
| o-o、 ・・・・
| (;´Д`)
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄
一見綺麗に締めたと見せかけて、一番後味が悪いENDに感じた。
AAでもやったけど、あのENDの透子afterを考えると不憫で耐えられません。
しかし修羅場突入は十分予測が付いたはずなのに、タイミングのせいか本気でビビッた。
しーちゃん最後に残して正解だったかも。
明日菜さん
初回プレイは透子狙いで進めていたんですが、甘やかし系キャラに弱い自分は、
先輩の女子大生である明日菜さんの甘やかしっぷりに激萌えたので、d子たんには
悪いけどちょいちょいとED迎えたらすぐさま明日菜さんルートへ突入しますた。
やべぇ、プロ萠えだよありゃ。掲示板の方で皆がマンセーしてた理由も分かるわ。
…
……
イチャイチャラヴラヴキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!
………
ハァハァ(*´д`*)ハァハァ
…………
イヤミ「#$%&$%#!!」
(;・∀・)ヘッ?
明日菜タン「*@+?;。/+……。」
(;・∀・)<……
……………
| ‖
| ('A`) テンシハイナイ
| ( )
| | |
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/ ̄ ̄ ̄ ̄
・・・主人公が極めてネガティブ駄目人間かと思えば、逆におねーさんの方が
他人を巻き込む分もっとネガティブ人間だったという逆転性シナリオ。こーゆー明るい
おねーさんの場合、大抵なんちゃってDQN的な背景があるんだよなと思っていたら
真性DQNでびっくり。お互いが気付きながらも相手を騙しあって生きていくという締め方、
やっぱり救い様がないよなぁ。
真帆
雪緒とは逆に、多少青臭すぎとはいえリアル前線まっしぐらなストーリー。
それ以外は特に…。後味はまだマシな方だったかな。
最後に、今回の作品は声優さんのチョイスが大当たりだと思った。あと恵美梨の存在。
もっと罵倒しまくりキャラだと思ってたけど、終わってみればこっちでよかったね。
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